リサイクルされる廃棄物は、産業廃棄物と一般廃棄物に分類されています。産業廃棄物は事業活動に伴って生じた廃棄物で、その種類は廃棄物処理法で指定されてる、燃殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類などの20種類があります。
一般廃棄物は産業廃棄物以外の廃棄物をいいます。家庭から排出されるゴミや事業者が排出する産業廃棄物以外の廃棄物、し尿などが含まれます。
また、家電製品に含まれるダイオキシンを発生するPCBや感染性のある廃棄物などは特別管理一般廃棄物として処理されます。これらを回収、運搬し、処理場で処分するのが仕事になります。
リサイクル工場の中でも取り扱う廃棄物の種類にもよりますが、主な仕事は、仕分け作業と重機オペレーターが多くあります。
資源ゴミが含まれる場合、収集、運搬されてきた廃棄物を処理センターのラインに流し分別が行われます。建築物廃材の場合、木材、プラスチックなどの廃材を手で仕分けたり、大きなものになると重機を操作して廃棄物を所定の場所に分別します。
仕分け、分別された廃棄物は、次に中間処分として、圧縮、溶融、破砕されリサイクル可能な素材はリサイクル業者へ引き取られます。工場施設内では処理技術の向上に伴い、クリーンで効率的な職場環境を目指す企業が多くなっています。
リサイクルでは、未経験者でもできる単純な仕分け作業から重機を操作するオペレーターや廃棄物を収集、運搬する大型トラックの運転など廃棄物処理に関わる仕事にもいろいろあります。
さまざまな製品の製造過程で出る廃棄物を分析し、適正かつ安全な処理方法を決定する廃棄物処理施設技術管理者の資格を有している場合、より専門的な仕事内容に取り組めます。
産業廃棄物を資源燃料へリサイクルを行っている環境ビジネス企業では、営業事務の求人も多く幅広い人材が求められています。廃棄物処理場は全国にあり、比較的広い年齢層の募集を行っている場合が多く、作業の種類が多いので求人間口の広い仕事場といえます。