倉庫業は、工場から出荷されたり、輸入されたりした製品を小売店に輸送するまで一時的に保管しておく、物流において重要な中継点となる施設を持ち、その保管サービスを提供することが主な業務です。
収納する物品によって、常温で保存する「普通倉庫」、食肉、水産物、冷凍食品など10℃以下で保管する「冷蔵・冷凍倉庫」、美術品などのため空調・湿度調整を備えた「定温・定湿庫」などがあります。
通関前の外国貨物を保管する倉庫は「保税倉庫」などと呼ばれ、倉庫業法の規定では、建物だけでなく、水面に木材を浮かべるような貯木場や、貨物やコンテナなどを積むための地面も倉庫とみなされています。
倉庫内での仕事は大きく3つに分けられます。
①入出荷作業は、貨物の受領・検品及び出庫を行う仕事です。庫内への搬入、搬出や荷役機械で一定の方法で積み上げるはい付け作業、輸送包装も含まれます。
②保管作業は、庫内に移動された貨物のはい付けやロケーション管理、異状がないか適正な保管を行う仕事です。棚卸し作業もこれに含まれます。
③ピッキング・仕分作業は、顧客の出荷オーダーに基づき、指示書の内容に従い、定められた作業手順によって、配送単位に商品を集めていくピッキング作業や仕分を行う仕事になります。これらの作業を行い配送先に出庫を完了させます。
庫内作業の仕事は、特に資格の有無によっ担当業務を区分されることはありませんが、荷役機器(フォークリフト)の運転操作、はい付け作業、クレーン操作や玉掛け作業には資格をもっていることが条件になります。
扱う管理品が大きなものや重量の重いものも多くあるので、安全な作業を行うために定められた手順を確実に遂行するスキルや注意力を持って作業の問題点を改善に努めることが求められます。倉庫内の貨物は委託された大切な商品なので大切に取り扱い、クレームのこないよう慎重に作業する一方、管理・出荷工程の効率化に努めます。
工場以外の求人について / コールセンター / 倉庫 / オフィスワーク